富士山の南東側の山腹に大きな宝永火口がありますよね。宝永山は初心者でも日帰りで登れます!
宝永火口は宝永4年(1707年)にできた江戸時代の噴火口で富士山では最も新しい火口です。
あの火口の中に入ってから宝永山に登ってきました。初心者でも簡単に登れますよ!
今回は、表富士宮口5合目の駐車場から画像とともに宝永山をガイドしますので参考にしてくださいね。
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目次
宝永山ハイキングコース
今回のハイキングは、富士スカイラインの表富士宮口5合目の駐車場(無料)に車を停めて、
表富士宮口5合目の駐車場(2390m) ⇒ 富士宮口6合目 ⇒ 宝永第一火口縁 ⇒ 火口底 ⇒ 宝永山山頂(2693m) ⇒ 馬の背 ⇒ 火口底 ⇒ 宝永第一火口縁 ⇒ 宝永第二火口縁 ⇒ 樹林帯 ⇒ 表富士宮口5合目の駐車場
という1周約4時間(昼休憩含む)コースを回ってみました!
山行は、2019年10月9日(水)です。 スパッツはあった方がいいです!
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宝永山登山:表富士宮口5合目駐車場
今回の出発地点の駐車場は、富士山登山の富士宮ルート登山口になっている表富士宮口5合目の駐車場です。富士スカイラインで向かいます。 マイカーで行くことができる日本で最も標高が高い駐車場です。
富士スカイラインや富士スバルラインは、毎年富士登山シーズン(2019年は7月10日から9月10日まで)はマイカーの乗り入れが禁止されていますが、富士スカイラインは冬季通行止め以外はありがたいことに無料で通行できます。
※ちなみに登山オフシーズンでも富士スバルラインの通行料は2000円必要です。
駐車場に到着した時は少しガスがかかっていました。
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宝永登山:出発
ハイキングの装備品をチェックし、駐車場のトイレを利用し(100円の協力金)いよいよ出発です。
富士山の頂上方向は、快晴です。遠目からの富士山とは全く違う姿ですがこれが近くから見る富士山の頂上です。 富士山じゃないみたいに見えますね。↓↓↓↓
表富士宮口5合目の駐車場から見た富士山山頂です。
頂上手前に写っているのが宝永火口です。⇓
駐車場から少し階段を上ります。
少しきつめの階段です。
階段を上り終えたところに「富士山表口5合目標高2400M」の看板があります。
いよいよここから登るんだと気合が入りました。
最初は緩やかに登って行きます。
登山口の緩やかな上りを登ったところに公衆トイレがありました。
駐車場で既にすませたのでここは素通りします。
公衆トイレを過ぎると上りが続きます。時々ガスがかかります。
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宝永山登山:富士宮口6合目
さらに進むと山荘が見えてきました。
富士宮口6合目にある雲海荘と宝永山荘です。
富士山表口5合目の看板のあった登山口から15分です。
富士山頂上への登山道は立入禁止になっていました。 夏のシーズンが楽しみです!
個室のある山小屋がおすすめです!詳しくはこちらをご覧ください。
山荘を通り過ぎ宝永山と案内された方向に進みます。先はまだガスがかかっています。
宝永山方向に進む道は平坦です。
ガスのかかった道を進みました。
雲がかかってあまり周りが見えませんでした。少し残念!
宝永山まであと2kmのところまできました。上空は晴れています。周りの雲も晴れることを期待します。
富士山表口5合目の看板のあった登山口から25分です。6合目からは10分です。
ここからも平坦な道を進みます。
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宝永山登山:宝永第一火口縁(行き)
宝永第一火口縁に到着しました。分岐となりますが宝永山方向は左の方向に進みます。
まっすぐ行くと樹林帯を通る遊歩道で富士宮5合目の駐車場の方に戻れます。帰りはこの樹林帯の遊歩道を通り富士宮5合目の駐車場に戻ります。
宝永第一火口縁に分岐の案内板が設置されています。宝永山方向に進みましょう。
左に進む道も平坦です。
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宝永山登山:火口底(行き)
火口底に到着です。
富士山表口5合目の看板のあった登山口から35分です。
火口底に案内板が設置されています。
火口底にはベンチがあります。
ここから更に宝永山山頂をめざします。緩い上りが続いています。雲が無くなってきました。
緩やかですが標高も高い上に、いわゆるザレ場で小石を敷き詰めたような斜面なので足を取られズルズルと滑りながら上って行くので意外と疲れます。 スパッツがあった方がいいですよ。
右に曲がって更に上りが続きます。天気は良くなってきたみたいです。嬉しい~
曲がったところも同じようなザレ場が続きます。
更に進むと分岐があります。まっすぐな道と右に曲がって登って行くハイカーが見えます。
まっすぐ行くと馬の背を通る山頂へのルートですが、右に曲がると頂上までやや近道となります。
馬の背は平坦な道ですが、今日は右に曲がり山頂をめざします。
まだ続くザレ場の上り、足が取られ倍疲れる感じで結構きついです。砂利除けのスパッツは必携!
休み休み登りましょう。
ザレ場を上る途中から富士山山頂を見ると宝永噴火の跡のえぐれた斜面が迫力があり噴火の凄さを感じました。
左側にある馬の背からの道との合流地点に着きました。ここを右に曲がれば頂上はすぐそこ!
分岐に来ると素晴らしい雲海が待っていました!
左側の馬の背です。帰りはここを通ります。
右に曲がった道は山頂まで平坦です。
宝永山登山:宝永山山頂
宝永山山頂(標高2693m)に着きました。
富士山表口5合目駐車場の登山口から1時間47分です。火口底から1時間10分です。
宝永山山頂を後にして下山します。来た道を戻ります。
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宝永山登山:馬の背
先程登ってきた分岐を通り過ぎ馬の背を進んで行くと分岐の案内板が設置されています。案内板の上に「宝永山馬の背」と書いてあります。
宝永山山頂から16分
分岐を富士宮口六合目方向に下りて行きます。しばらく行くと上りの時あった分岐に着きます。ここから宝永第一火口縁までは来た道を戻ります。
ザレ場に潜り込んだ登山者の靴の跡がたくさんあります!
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宝永山下山:宝永火口底
分岐を進み ベンチがあった火口底まで戻ってきました。火口底には、宝永山第1火口の案内柱が立っています。
富士山表口5合目駐車場の登山口から2時間42分です。宝永山山頂から54分下山しました。
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宝永山下山:宝永第一火口縁
火口底を更に戻り宝永第一火口縁まで戻ってきました。ここを左に曲がり進みます。少しガスが出てきました。
富士山表口5合目駐車場の登山口から3時間08分です。宝永山山頂から1時間20分です。
平坦ですが少し歩きづらいところがありました。
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宝永山下山:宝永第二火口縁
宝永第二火口縁の案内板の設置された分岐に着きました。
ここを右方向に曲がり樹林帯へ入って行きます。
鋭角に右に曲がって樹林帯へ入って行きます。
曲がる所に案内板がありました。ここを曲がると樹林帯に入ります。
綺麗に整備された道です。
熊出没のポスターがあったので思わず熊除けの鈴を取り出しました。 万が一、熊と遭遇してしまった時の対応はこちらをご覧ください。
ここは富士山自然休養林歩道です。
富士山自然休養林についてはこちらをご覧ください。ここに出てくるのはG、Hコースです。
進んで行くと案内板があるので富士宮口五合目方向に進みます。
アップダウンは多少ありますが、変化もありいいコースです。
富士山自然休養林歩道が終了し駐車場に行く舗装道路に出ました。
舗装道路に出るところに富士山自然休養林歩道案内図の看板がありました。
車を停めたところに戻りました。おつかれさまです。
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表富士宮口5合目駐車場へ戻る
愛車に戻ってきました。
富士山表口5合目の看板のあった登山口から約4時間です。宝永山山頂から2時間22分の下山でした。
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宝永山豆知識
宝永山は宝永4年(1707年)大噴火により誕生し、第一火口から第三火口まであり第一火口が一番大きい火口です。その後、富士山では噴火はなく宝永山が最も新しい富士山の側火山となっています。
標高は2693mです。
大噴火により大量の火山灰で太陽の光が届かず日中でも暗く、田畑等に大きな被害が出たといわれています。
大量の灰は江戸まで届いたそうです。 こんな大噴火が万が一起きたらと思うと・・・怖いですね。
現代でも、もし大噴火が起これば東京の機能がマヒするのは免れません!大地震や津波と共に大噴火も起こらないでほしいものです。
尚、富士山は活火山で3000mを超える活火山はあと御嶽山・乗鞍岳の2つの山です。2014年に御嶽山は噴火したのは記憶に新しいところです。
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富士山宝永火口から宝永山登山 まとめ
今まで遠くから宝永山の火口を見ていましたが、今回実際に火口底から山頂まで登ってみるとさらにスケールの大きさに圧倒されました。
実際に噴火をした火口の底に立つと自然の力の大きさを感じます。
すぐ近くに見える宝永山山頂も、ザレ場と標高が高いこともあり意外に疲れたというのが登った印象です。
写真を撮りながら登っているのでコースタイムよりも時間がかかっていますので、写真説明の時間表示は長めなのであくまで参考にしてください。
決して難しいハイキングコースではないですが、ガレ場で足を取られるということは覚悟しなければなりません。砂利除けのスパッツは役立ちます!
宝永山に登ってみるとまた違った富士山の一面をみることができて印象に残ります。
ぜひ一度は、宝永山に登ってみてください!
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