出羽三山回り方の順番は?羽黒山神社月山神社湯殿山神社を調査

観光

 

山形県にある、出羽三山

羽黒山、月山、湯殿山の三つのお山の総称であるこの出羽三山の回り方に順番はあるのでしょうか?

また、それぞれの山への参拝は車で訪れることが可能なのでしょうか?

それぞれの山の行き方など調べてみました!

そこで今回は「出羽三山回り方の順番は?羽黒山神社月山神社湯殿山神社を調査」と題してお送りします!

 

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出羽三山の回り方の順番はある?

江戸時代まで神仏習合の権現を祀る修験道の山であった出羽三山は、明治以降に神山となり、それぞれの山に神を祀っています。

羽黒山(標高414m)には稲倉魂命(ウカノミタマノミコト)
月山(標高1984m)には月読命(ツクヨミノミコト)
湯殿山(標高1500m)には大山祇命(オオヤマツミノミコト)、大国主命(オオクニヌシノミコト)、少彦名命(スクナビコナノミコト)

がそれぞれ祀られています。

そんな出羽三山参拝の回り方に順番はあるのでしょうか?

出羽三山のそれぞれの山は、現世、死、来世という三世の浄土を現しており、
羽黒山は現世
月山が死
湯殿山が来世 
を現しています。

なので現世→死→来世に合わせ、羽黒山→月山→湯殿山の順で参拝するのが一般的となっています。

かの有名な松尾芭蕉も出羽三山を訪れた際にはこの順序で参拝をしたそうですよ!

羽黒山は標高も他のニ山よりも低く、比較的軽装でも参拝しやすいのですが、月山、湯殿山は登山装備が必要となっているので、三山全て回る場合には、服装に注意が必要です。

※2023年9月4日より、月山神社本宮は生活用水の渇水、職員の体調不良のため閉山が決まっています。
再開山などは公式サイトにも表記がなく、未定となっています。

それでは、出羽三山へのアクセスを含め、どの交通手段で向かうのがおすすめか調べてみました。

 

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出羽三山羽黒山神社は山頂まで車で行ける?

まずは羽黒山へのアクセスです。

 

 

なんと、羽黒山へは自家用車で山頂まで向かうことができちゃうんです!

 

羽黒山アクセス

バス利用の場合
山頂まで行く場合~
・鶴岡市から庄内交通バス「羽黒山頂行き」→50分→終点下車
表参道の石段を上る場合or国宝羽黒山五重塔を拝観する場合~
・鶴岡市から庄内交通バス「羽黒山頂行き」→随神門下車→五重塔までは石段で約10分、山頂まで石段で登る場合は約1時間~1時間半

車の場合
・山形自動車道鶴岡ICから鶴岡・羽黒線経由で約10キロ
・庄内あさひICから約15キロ
・庄内空港から約30キロ
(鶴岡市内から約30分)
羽黒山頂までは羽黒山有料道路となります。
原則として、有料道路の営業時間内に通行してください

羽黒山有料道路営業時間
・11/24~3/31:午前9:00~午後4:00
・4/1~GW前日:午前8:00~午後4:00
・GW終了翌日~6/30及び9/1~11/23:午前8:00~午後5:00
・GW期間中及び7/1~8/31:午前7:30~午後5:00

通行料金(往復)
・大型車(4トン以上):1400円
・大型車(貨物車):1000円
・普通車:600円
・障碍者割引:200円
・自動二輪:200円

 

有料道路で料金はかかってしまいますが、羽黒山山頂付近の駐車場は全て無料となっており、更にバスの場合は本数が少ないので、自由に観光をしたいと思うなら車の方がおすすめです!

出羽三山へは二日ほどかけて三山を参拝するのが一般的ですが、旅程の都合で一日しか時間が取れない方もいらっしゃるでしょう。

そんな時、羽黒山山頂には月山、湯殿山の冬季閉山時も三社分参拝できる三神合祭殿があるので、三山まわる時間や余裕がない時や、月山と湯殿山の冬期閉山の際に参拝するといいですね。

月山、湯殿山は冬季は閉鎖され参拝は叶いませんが、羽黒山は年中参拝が可能となっています。

ですが、積雪時に石段の除雪がされないので、冬季は石段を登っての参拝はできません。ちなみに石段は2446段あります。

その際は、車やバスで羽黒山神社まで行き参拝をすることになります。

 

また、羽黒山神社への道は除雪されていますが、スタック、スリップに十分注意しつつ、必ず冬用タイヤで通行するようホームページ内にも記載されています。

折角の出羽三山への参拝なので冬用タイヤを装着して無事故で帰路につけるようにしたいですね。

 

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出羽三山月山神社は八合目まで車で行ける?

2023年9月4日より閉山が決まってしまった月山本宮。残念ですね・・・

 

 

2023年は月山内の各施設も営業に制限がかかっている施設が多くありますが、八合目まで訪れることは可能です。八合目からは例年、往復6時間程度必要なので余裕をもって参拝計画をたてましょう。

また、冬季には閉山されますが、月山へ訪れる際には登山靴や防寒着、レインコートなど登山用の装備が必要になります。

アクセスも含め、施設の営業状況は次の通りです。

月山八合目までのアクセス

バスの場合
鶴岡駅から庄内交通バス→約1時間30分→月山八合目バス停

車の場合
・山形自動車道鶴岡ICから、鶴岡・羽黒線~月山高原ライン経由で約28キロ
・庄内あさひICから約30キロ
・庄内空港から約47キロ

施設営業状況
・月山本宮…閉鎖
・月山山頂小屋…新規宿泊予約受付停止(事前予約済みのみ宿泊可能)
食事…停止
飲料の購入…可能
休憩…停止

・九合目(佛生池小屋)…宿泊可能(予約制)
食事…可能
飲料の購入…可能
休憩…可能

・月山参籠所(御田原参篭所、中ノ宮神社)
御祈祷…可能
焼き印…可能
御朱印、お守り…可能
宿泊…不可
食事…不可
飲料の購入…可能

・月山レストハウス…営業中
営業時季…7/1~10月中旬・期間内休業無し
営業時間…8:30~15:00

各トイレ
八合目駐車場…利用可能
月山参籠所…利用可能
九合目…利用可能
山頂…利用可能

 

 

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出羽三山湯殿山神社へは駐車場からバスか徒歩?

「語るなかれ」「聞くなかれ」と言われる湯殿山神社。

 

 

厳しい戒律で知られる湯殿山神社は本宮では写真撮影禁止、土足禁止となっています。

 

こちらも月山と同様、登山装備で参拝することをおすすめします。

また、湯殿山神社本宮へ行くまでに、一般車両が通行できない区間があり、自家用車で本宮へ行くことはできません

そんな湯殿山神社へのアクセスはこちらです。↓↓

湯殿山神社アクセス

バス利用の場合
湯殿山神社本宮参拝バス
(仙人沢駐車場~本宮までは一般車の通行が出来ません)

・バス営業期間(令和5年の場合)
6月1日~11月3日

・バス運行時間
始発:湯殿山仙人沢駐車場…8:30
最終:湯殿山本宮…16:35
(令和5年の場合11月3日の最終日は13:05が最終バス
詳しい時刻表は庄内交通のホームページからご覧ください。

車利用の場合
・庄内あさひICから約25キロ
・山形自動車道湯殿山ICから約14キロ
・山形自動車道月山ICから約15キロ
・庄内空港から山形自動車道経由で約50キロ

自家用車など自動車で行く場合、湯殿山本宮へ行くまでに湯殿山有料道路を通ります。
有料道路の情報はこちらです。↓ ↓

湯殿山有料道路
・営業期間(令和5年の場合)
6月1日~11月3日

・営業時間
8:15~16:40
※入口ゲートは15:50で閉鎖となります。
(令和5年11月3日は12:00をもって入口ゲートが閉鎖となります)

・通行料(往復料金)
自動二輪(原付など125㏄以下の車両は通行不可)…200円
普通自動車(5、3ナンバー)…400円
普通自動車(身体、知的障碍者割引)…200円
普通自動車(4ナンバー)…600円
バス…1400円

湯殿山本宮へ参拝するには、お祓いを受けなければなりません
1人500円の祓料を奉納しお祓いを受けてから参拝することができます。

 

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まとめ

ここまで出羽三山について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?

羽黒山神社は年中参拝が可能であり、本宮までは有料道路を通ることになりますが、車で向かうことができます!

また、三山合同の御社があるので、冬季でも月山神社や湯殿山神社への参拝をすることができます

月山神社本宮は生活用水の枯渇で閉山していますが、8合目までは参拝可能です。

月山内の各施設にも制限はありますが、利用可能な施設は多いので登山を楽しむことができます。

湯殿山神社本宮へは一般車両は進むことができません。

有料道路を通り、湯殿山神社手前の仙人沢駐車場から湯殿山本宮まで出ているバスを利用して本宮へと向かいます。

また湯殿山神社は1人500円の祓料を奉納し、お祓いをしてから参拝が可能です。

霊験あらたかな出羽三山、山形旅行の際には是非訪れて厳かで神秘的な空気を味わってみてください。

皆さんの出羽三山への旅が思い出深いものとなりますように♪

恐山については、こちらの記事でご紹介しています。

 

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