富士山噴火時のハザードマップが2021年3月、17年ぶりに改正されました!
このハザードマップは山梨、静岡、神奈川各県などでつくる「富士山火山防災対策協議会」が作成したもので溶岩流や火砕流の届くエリアなどが盛り込まれています。
日本の象徴の山・富士山が噴火するなんてあまり考えたことはなかったのですが富士山噴火の備えや食料備蓄は絶対に必要です!
ひとたび富士山が噴火したら山梨、静岡はもちろんのこと周辺の被害範囲が想像もつきません。
今回は万が一富士山が噴火した場合に、家庭でできる備えや食料備蓄はどこまで必要なのか、また周辺の被害範囲についてみてみましょう。
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目次
富士山噴火の備えや食料備蓄はどこまで必要?
富士山が噴火した場合を想定して私たちは普段からどんな備えをしてどのような備蓄が必要なのかについて知っておく必要があります。
ここでは万が一、富士山が噴火した際に家庭でできる備えや備蓄についてみてみます。
富士山噴火に備えたい非常用品は?
地震の際にも用意していると役に立つ非常用品を用意しておきましょう。すぐに持ち出しができるようにリュックなどに入れておくといいですね!
またリュックにコロコロが付いていると背負うことなく運べるので便利です。
リュックに入れるものはあまり重くならないようにすることも考えなければなりません。代表的な非常用品をみてみます!
ヘルメット ゴーグル
マスク 手袋 懐中電灯
ラジオ 携帯充電器
常備薬 生理用品
カッパ上下・防寒具
着替え ちり紙 ポリ袋
タオル 非常食
飲料水 長靴
貴重品 現金など
万が一、富士山が噴火した場合は広い範囲で火山灰が落ちてきます。細かい岩石やガラス片などもあるかもしれません。
そうした火山灰により目を傷つけたり鼻や気管支などの呼吸器系への影響が大きくなることが考えられます。
そうしたことを想定して特に、
ヘルメットまたは帽子
タオル
ゴーグル
マスク
手袋
雨具(長袖長ズボン)
靴か長靴
は家族分をそれぞれリュックに入れて備えておきましょう。
また、想像しにくいかもしれませんが噴煙は太陽の光を遮ってしまいます。そうなると昼間でも真っ暗になることが予想されるので懐中電灯は必ず用意しておくべきです。
コンタクトレンズは降灰時には使用せずメガネを使用しましょう。
富士山噴火に備え窓枠には養生テープを!
富士山噴火が発生したら火山灰が降り注いでくることを想定しなければなりません。
そのために事前に養生テープなどを買い置きで備えておき、いざという時は、窓枠や隙間に養生テープを貼り隙間から灰が入って来るのを防ぎましょう!養生テープなら剝がすのも楽ですね!
携帯、スマホなどは火山灰が入ると故障の原因にもなります。ポリ袋やジプロックに入れて火山灰の侵入を予防しましょう!ポリ袋はいろんなことに重宝します。
火山灰が積もった後のことを考えて積もった火山灰を除灰するためのスコップを用意しておくのもいいですね。代用品としてちりとりも役立ちます。
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富士山噴火に備え避難場所や方法を決めておく
富士山の噴火に備えて普段から次の点について家族で話し合っておきましょう。
・家から一番近い避難場所やどこに避難するべきかを確認しあう。
・避難する際の道順について確認しあう。
・家族はもとより近所で避難の方法を話し合っておく。
富士山噴火に備えて情報入手先をチェックしておく
いざ富士山が噴火した!となった際にはデマ情報に騙されないようにしましょう。正しい情報を入手し冷静に判断してください。
・自分の住んでいる市町村で発行している防災マップを用意しておく
・「気象庁」「(財)日本気象協会」の公式サイトなどで最新の火山情報をチェックする。
気象庁公式サイトはこちらをご覧ください。⇒⇒ 気象庁
日本気象協会の公式サイトはこちらをご覧ください。⇒⇒ (財)日本気象協会
・市町村、警察、消防の情報をチェックする。
・避難勧告や避難指示の情報があれば直ちに避難する。
・避難後、家族やともだちの安全を知りたいときは、 NTTの「災害用伝言ダイヤル」 171番、web171を利用しましょう。イナイと覚えてくださいね!
web171についてはこちらをご覧ください。⇒⇒ web171
富士山噴火をした際の備蓄量は?
食料や飲料水は3日分以上の備蓄が推奨されています。
食料品としては、缶詰、災害用レトルト品、チョコレートなどが考えられます。
特に水は大切なので3日分以上の備蓄が必要です。飲料水としてはもちろんのこと手洗いや料理などに水は欠かせないのでなるべく多く備蓄しておくのがおすすめです。
食器洗いを避けるためにラップを利用して水の節約に努めましょう。
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富士山噴火で周辺の被害範囲はどこまで?
まずは山梨、静岡、神奈川各県などでつくる「富士山火山防災対策協議会」2021年3月に改正作成されたハザードマップと2004年に作成された古いハザードマップをみてみましょう!
前回2004年は国が策定したマップで今回17年ぶりに改訂されました!今回の改正点についてみていきましょう!富士山溶岩流の到達が早まると想定されています。
1.過去5600年間の噴火を基に、火口範囲を山頂から半径4キロ以内全域に拡大
2.溶岩の想定噴出量については従来の約2倍の13億㎥に更新
3.さらに火砕流も約4倍の1000万㎥に更新
4.地形データも17年前より詳細になっている。
5.溶岩流が達する可能性のある自治体は、17年前の2県15市町村から前回入っていなかった神奈川を含む3県27市町村に拡大
6.山梨県富士吉田市の市街地への到達時間は約2時間と、17年前から約10時間早まると想定。
7.神奈川県相模原市に約9日後に到達し、さらに小田原市には約17日後に到達すると想定。
8.東海道新幹線には約5時間後に達すると想定。
9.火砕流は、北東方向と南西方向で延びることを想定。最短6分で東富士五湖道路に到達すると推計される。主要道路が寸断される懸念がある。
※示された全ての範囲に同時に溶岩などが押し寄せるというものではありません。
改定作業に当たった山梨県富士山科学研究所の藤井敏嗣所長は協議会後の記者会見で、次のようにコメントしています。
(噴火時は)実際にどこで起こったかをきちんと把握して、正しい(避難の)方策を取る努力が必要。そのためにこのハザードマップを使ってほしい。
引用:Yahoo!ニュース
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まとめ
富士山が万が一噴火した場合を想定して、家庭でできる備えとしての非常用品は、最低限次のものを備えましょう。
ヘルメット、ゴーグル、マスク、手袋、懐中電灯、ラジオ、携帯電話(充電器)、常備薬、カッパ・防寒具、着替え、ちり紙、タオル、非常食、飲料水、長靴、貴重品・現金、眼鏡などです。
これに加え個人的に必要なものを準備しましょう。
富士山が噴火したなら特に気管支などの呼吸器系への影響が大きくなることが考えられます!
富士山が噴火した場合の正しい情報提供は気象庁、(財)日本気象協会があります。
デマ情報に惑わされないよう注意が必要ですね。
富士山噴火による周辺の被害範囲は17年前と比べるとかなり広い範囲で多くの被害が想定されています。自分の住んでいる地域が該当していないのかを確認し事前に備えておくことが重要ですね!
富士山噴火がないことを切に願います!世界文化遺産に認定されている富士山登山に挑戦される方は、こちらの記事を参考にしてください。
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