ランニングシューズさえあれば始められるスポーツがランニング!そして一番重要なのがランニングシューズでしょう!
ランニングシューズの寿命は何を目安にしたらいいのでしょうか?今まで頑張ってくれたシューズなので愛着もありますがいつかは手放す時期が来ますよね。
今回は「ランニングシューズ寿命距離の目安6ポイント!買い替え時期は?」と題してご紹介します。
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目次
ランニングシューズ寿命の原因は?
ランニングシューズの寿命距離の目安はなかなか判断が難しいかもしれませんが、次のような原因が考えられます。
1.走行距離による寿命
初心者からプロまで様々なランナーがいます。それぞれのレベルに合わせたランニングシューズを選んでいますよね。
レベルによってシューズの機能にも違いがあります。また、履く人の体重や走り方により寿命は変わります。くせのある走り方で、片減りになる人はシューズの寿命も短かくなります。
ここでは平均的な目安をご紹介します。
- セーフティータイプ
1Km5分以上の人、ミッドソールが厚いタイプでクッション性に優れています。アウトソールも厚いタイプです。足の負担も軽いのでランニングはもちろんウオーキングやマラソンでも大丈夫!
このタイプであれば約1,000Kmが目安となります。
- レース&トレーニングタイプ
1Km4~5分の人、ミッドソールがやや薄くアウトソールが丈夫、軽量性と耐久性に優れたタイプです。レースやスピードトレーニングにおすすめのタイプ!
このタイプであれば約600~700Kmが目安となります。
- ファストタイプ
1Km3~4分の人、ミッドソールが薄くスピードが出しやすいが、反面足の負担もかかりやすくなるタイプ。軽量でレース用におすすめ!ただし耐久性は悪いです。
このタイプであれば約300~400Kmが目安となります。
2.経年劣化による寿命
ランニングシューズで避けて通れないのが経年劣化です。たとえ使用しなくても年数が経つと劣化が進行してしまいます。
通常未使用の状態でも3~4年が寿命といわれています。
ソール部分がひび割れて粉々になったり、剥がれてきたりして使用できない状態になることもあります。走っている途中に底が剝がれたなんてことになっては大変です。
ソールの剥がれの原因としては接着剤の劣化が考えられます。日本には素晴らしい四季がありますが気候の変化により乾燥したり湿気があったり、高温になったり低温になったりします。このような変化が劣化の原因にもつなっがっているのでしょう!
保管環境の良し悪しでも経年劣化に差が出てきます。きちんと手入れし保管環境に気をつけて大切なシューズを保管しましょう!
3.アウトソールの劣化による寿命
買い替えの時期として判断しやすいのはアウトソールの劣化・すり減りです。
あなたも靴底のアウトソールをなにげなく見た時にアウトソールがすり減ってミッドソールが見えていたなんて経験はないですか?
毎日走っていると靴が身体に馴染んできてアウトソールがすり減っていてもあまり違和感を感じず走ってしまいます。すり減っているということはそれだけ傾斜した状態といえます。
知らず知らずのうちに傾斜に対して身体が修正しようとし、その結果筋肉に負担をかけてしまいます。
安定感のないフォームになっていき正しいフォームがいつの間にか崩れていく事にもなりかねませんね。
アウトソールの減りを見ることで着地の状況を判断できます。外側が減っている人はガニ股傾向の癖があり内側が減っていれば内股の走りになっていると判断できるでしょう。
アウトソールの役目は地面を踏み込む時に滑らないようにしロスを防ぎ、前に進む力をつけるためです。
アウトソールがすり減ると滑りやすくなりロスが発生し前に進む力を逃がしてしまいます。
ミッドソールが見えた時が限界といっていいのでその時が買い替えの時期といえますね!
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4.ミッドソールの劣化による寿命
アウトソールでは靴底がすり減ってきて買い替えの判断はしやすいですが、ミッドソールの場合アウトソールほど見た目での判断が難しいかもしれません。
ミッドソールの大きな役目は着地時に力を分散させることです。衝撃を吸収する素材を使用して足への負担を軽減しています。ミッドソールが厚い方が衝撃を和らげます。
意外と知られてないですがミッドソールは石や木の根などが刺さらないように足裏を守ることも役割のひとつです。
衝撃を吸収する性能が劣化しクッション性が無くなってくると買い替えの時期となります。その判断は触ってみて固さをみる、側面をみてミッドソールにシワが出てきたというのが目安です。
このしわは、ミッドソールが潰れていくことによるシワです。足を安定させ着地の衝撃が抑えられなくなってきたらケガや故障にも繋がるので、ミッドソールの硬さやシワには注意して買い替え時期を判断しましょう!
5.ランニングシューズの歪みによる寿命
ランニングシューズの歪みについてはアウトソールのすり減りやミッドソールの劣化、シワにも関係してきますが、シューズが傾いていたりして歪んできたらランニングシューズ本来の機能を発揮できないので買い替えの時期といえます。
6.インソールの交換
ランニングのインソールにはクッションタイプとサポートタイプがあります。
- クッションタイプ
クッションタイプは衝撃を和らげるためのインソールです。バレーボールやバスケットボールなどのジャンプをするスポーツには特に使用されていますね。
クッション性があり衝撃を和らげてくれるので膝、腰の負担軽減になり故障しやすい人におすすめです。ランニングシューズのミッドソールにもクッション性があるのでインソールとのバランスには気をつけましょう!
- サポートタイプ
ランニングシューズのインソールとしてはサポートタイプがおすすめです。足のフィット感から横ブレを抑え、走行時の安定感が増します。身体のバランスが良くなり走りにリズムが生まれケガの予防にもつながります。
インソールが劣化してくるとクッション性やサポート性が劣ってきてシューズ内で遊びができ靴擦れにもつながります。クッション性やサポート性が劣ってきたと感じたら買い替えましょう!
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ランニングシューズの寿命が来た時の影響は?
ランニングシューズは高機能かつ高性能なシューズなので、劣化して買い替え時期が来たランニングシューズを使い続けると本来のパフォーマンスを発揮できません。
そればかりか劣化して機能の衰えたシューズを履いていると脚への負担が増加するとともに、すり減ったアウトソールでグリップ力の低下を起こし故障の原因になったり、ソールが剥がれたりすれば転倒しケガのリスクも高まります。
ランニングシューズは消耗品であることを理解し、替え時が来れば思い切って買い替えましょう!
ランニングシューズの寿命を延ばそう!
ランニングシューズはなかなか高価なものもあるので長く使いたいものです。履きなれたシューズの方が安心感があり履き続けてしまう人は多いでしょう。
長く使い続けるには愛情をもって手入れをしましょう!
シューズローテーションで寿命を延ばそう
ランニングシューズは1回使用すると疲労が起こりクッション性を回復するのに24時間~48時間かかるといわれています。
毎日使用しているとクッション性が回復しきれていないことになります。ランニングシューズの使用頻度は2日に1回が理想ですね。
そのためにはシューズを2足以上持ってローテーションすることで理想の使い方ができます。そうすることでシューズに優しい使い方になりシューズ自体の寿命も延びるでしょう。
ランニングが習慣化している人なら練習内容によってシューズを替えることも必要になってきます。長い距離を走る練習の時のシューズ、スピードをつけるための練習をする時のシューズと履き分けるようにしてローテーションするのもいいですね。
24~48時間置くことでシューズ内の湿気を逃がすことができ、寿命を延ばすことになります。
手入れと保管で寿命を延ばそう
- ランニングシューズの手入れ
シューズの表面には砂やほこりがついています。やわらかい布で拭き取りましょう。泥などは歯ブラシなどを使って払い落とします。ただし強くこするとシューズが傷つくので注意しましょう!
紐を緩め風通しのいい日陰で干しましょう。直射日光を当てると乾燥で素材が縮んだり乾燥しすぎて痛みますよ!インソールは外しましょう。
時々水洗いしましょう。ランニングシューズが清潔に保たれ寿命が延びます。雑に洗うと型崩れするので丁寧に洗いましょう。
水切りはしっかりとします。色移りするといけないので白い布か紙をシューズに詰め形を整えましょう。風通しのいい日陰で干します。ミッドソールのクッション剤や接着部分は熱に弱いのでドライヤーは絶対に使ってはダメです。
乾燥したらクリームやオイルを塗りましょう。シャンプーによって失われた油分を補給し乾燥のひび割れを防止します。最後に撥水スプレーで水濡れ防止です!
- 保管
ランニングシューズは高温多湿はダメなので風通しのいい乾燥状態を保てる場所がいいですね。
シューズ袋に入れっぱなしはダメです。下駄箱にしまう時は、風通しのいいところで陰干ししたあと下駄箱の上段に入れましょう。下段は湿気があるので避けましょう!
シューズへの愛情で寿命を延ばそう
- 紐を結んだまま脱いだり履いたりしないようにしましょう。
- 紐は毎回ちゃんと結び直しましょう。
- かかとを踏んだりしないようにしましょう。
- 大事なランニングシューズを雑に扱わないようにしましょう。
愛情こめた取扱いをしてランニングシューズと長いお付き合いをしましょう。
アプリやGPSで寿命を延ばそう
GPS機能付きのランニング用のアプリや時計を導入して走った距離を管理し記録に残しておくと買い替え時期の目安になります。
いろんな要素が入り一概に何キロまでは走っても大丈夫ということはありませんが、購入してからの距離を記録していれば買い替え時期の参考になりますね。
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さいごに
脚への負担や故障、転倒によるケガは気をつけていなければいつ起こるかわかりません。一旦故障やケガをしてしまうと思ったように練習ができなくなります。
ケガを防止するためにもシューズの寿命を知ることは大切です。自分のランニングシューズの寿命の見極めを的確に行い、買い替え時期を逸しないようにしましょう。ケガや故障をしてからでは遅いですよ。
今回は「ランニングシューズ寿命距離の目安6ポイント!買い替え時期は?」と題してご紹介しました。参考になれば幸いです。
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