植田和男日銀総裁の学歴経歴や年収はいくら?国民生活への影響は?

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日銀新総裁に経済学者の植田和男氏が選出されました!

植田和男氏は日銀出身者でもなく財務省出身者でもありませんが、どのような学歴経歴の持ち主なのでしょうか?

また、日銀の総裁の役割や年収についても調べてみました。私たちの生活にどんな影響があるのでしょう?

今回は「植田和男日銀総裁の学歴経歴や年収はいくら?国民生活への影響は?」と題して植田和男氏をご紹介します。

 

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植田和男日銀総裁の学歴や経歴は?

 

 

日本の金融を支える日本銀行のトップ、つまり日本経済のかじ取り役となる日銀総裁に、植田和男氏が選出されました。

衆・参両院で同意を得て、内閣総理大臣が植田和男氏を任命しました。今回の任命は、実質、岸総理が秘書官と木原官房副長官以外に漏らすことなく総理自身が決めた人事と政治評論家の田崎史郎さんが取材した内容を話していました。(田崎史郎さんの波乱万丈の経歴はこちらで紹介しています。)

 

植田和男氏は日銀出身者でもなく財務省出身者でもなく、戦後初の経済学者という点で話題となりました。タカ派でもなくハト派でもないバランスの取れた人選といわれていますが、植田和男氏とはどんな経歴の持ち主なのでしょうか。

植田和男氏の学歴と経歴

1974年:東京大学理学部卒業、東京大学経済学部へ学士入学
1975年:東京大学大学院進学
1976年:マサチューセッツ工科大学大学院進学
1980年:マサチューセッツ工科大学博士課程修了
1982年:大阪大学経済学部助教授
1985年 ~1987年:大蔵省財政金融研究所主任研究官
1989年:東京大学経済学部助教授
1993年:東京大学経済学部教授
1998年 ~ 2005年:日本銀行政策委員会審議委員
2005年:2007年9月:東京大学大学院経済学研究科長
2005年:東京大学大学院経済学研究科教授
2017年:東京大学名誉教授
2017年 共立女子大学教授
2020年:共立女子大学ビジネス学部ビジネス学科教授

 

植田和男氏は日本銀行の審議委員もされていた時期がありました。1997年11月の山一証券や北海道拓殖銀行などの破綻などをはじめとする不況の中で実施されたゼロ金利政策量的緩和政策を支えてきました。

この度、植田和男氏が新総裁に選出されるという報道があった際、外国為替市場では一時、円高が進んだほどです。植田さんへの期待感の表れだったのでしょうか。

 

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植田和男新日銀総裁の仕事や年収は?

 

 

植田和男新日銀総裁はどんな役割を担っていて年収はいくらくらいなのでしょうか?

2021年度の発表によると、日銀総裁の年収は、3501万4000円です。ちなみに総理大臣の年収は約4015万円です。

日銀の総裁の役割は日本経済のかじ取り役を担う重要なポストです。金融政策会合の議長となり物価を安定させるために金利の水準方針を決めるお仕事を担っており、「物価の番人」とか「通貨の番人」などと言われるそうです。

日銀が金利を操作することにより、物価に急激な変化が出ないよう安定的に物価を推移させているのです。

コロナやウクライナ侵攻によって想定外の物価高が起きていますよね。

こんな悪いインフレになっているのに給料は上がらないままなので、日銀総裁も手の打ちようがないのでは?・・・ですが、何とか新総裁の手腕で物価の安定に取り組んでもらうしかありません。

 

植田和男プロフィール

植田和男(うえだ かずお)
♠ 生年月日:1951年9月20日
♠ 出身:静岡県牧之原市相良区
♠ 学歴:東京大学
♠ マサチューセッツ工科大学(Ph.D.)
♠ 研究分野:マクロ経済学・金融論
♠ 受賞:第5回サントリー学芸賞
♠ 第26回日経・経済図書文化賞

 

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植田和男日銀総裁になって国民への影響はある?

所信聴取において、植田和男氏は、

現状では金融緩和の継続が必要 

と話しました。ですが、インフレ突入の今は物価安定のために、近い将来、金利の引き上げが必要になってくるといわれています。近い将来とはいったいいつごろなのでしょうか。

 

 

金利が上がると住宅ローンの支払額が増えたり、会社においては設備投資が減ってしまうというデメリットがありそうです。給料が増えないのに金利が引き上げられると物価は安定するかもしれませんがローン地獄が待っています(>_<)

ロシアのウクライナ侵攻でガスや電気代の光熱費の爆上がりをはじめとする悪いインフレとなった今の時代、日銀総裁のなり手がなかなかいない中、火中の栗を拾った感のある植田和男氏に期待がかかります。難しい時代の金利をいつ頃引き上げるのか、タイミングがとても大事ですね。

収入増額や異次元の少子化対策に関する具体策がないままでは、植田新総裁も困り果ててしまうでしょう。

 

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まとめ

当初は次期日銀総裁の有力候補には入っていなかった学者の植田和男氏が日銀新総裁に任命されます!

エコノミストの多くが次期日銀総裁と予測していた雨宮正佳現副総裁は、総裁就任を固辞したといいます。

コロナとウクライナ侵攻によって悪いインフレに陥っている中、次期総裁を引き受けた植田和男氏ですが、しばらくは第二次黒田体勢のような金融緩和を推し進めるのではないでしょうか。

 

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