伊勢神宮参拝順序はどっちから?内宮外宮?参拝所要時間も!

観光

 

三重県伊勢市にある伊勢神宮は「お伊勢さん」とよばれ親しまれています。

毎日たくさんの参拝客が訪れますが、伊勢神宮の参拝順序は内宮と外宮どっちから参拝すればいいのでしょうか?

両方とも参拝する場合の移動を含めた所要時間はどれくらいかかるのでしょうか?

また、伊勢神宮参拝時の注意点も調べてみました!

今回は「伊勢神宮参拝順序はどっちから?内宮外宮?参拝所要時間も!」と題してお送りします。

 

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伊勢神宮の参拝順序は内宮外宮どっちから?

伊勢神宮といえば、内宮側にある宇治橋大鳥居を思い浮かべる人も多いでしょう。

参拝順序は内宮からなのか外宮からなのか、どっちからがいいのでしょうか?

 

「一生のうち一度はお伊勢参り」と言われ、江戸時代にはお伊勢参りが大ブームとなった伊勢神宮

主祭神は内宮に天照大神(アマテラスオオミカミ)、外宮に豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)をお祀りし、内宮、外宮を含め百二十五社を総称し「伊勢神宮」といいます。

百二十五社全て回るのは難しいけれど、内宮と外宮だけでもお参りしたい!

絞って回るのならば、せめて正しい順序で回りたい!

遠方の方などは特にそう思うのではないのでしょうか?

伊勢神宮には「外宮先祭」という言葉があり、言葉の通り、お参りの際は外宮から参拝するのが正式な参拝順序です。

また、参拝のみならず、伊勢神宮で行われる様々な行事も外宮から先に行うことになっています。

宇治橋始点の鳥居は、外宮の棟持柱(むなもちばしら)を再利用、また終点の鳥居には内宮の棟持柱が再利用され20年ごとに作り替えられています。

参拝時は、御正宮に参拝してから、別宮を参拝するのが習わし。

外宮御正宮→外宮別宮→内宮御正宮→内宮別宮と回るのが正式な参拝順序です。

お家でも外から中へと入って行くわけですから、そう考えると何となくなるほどといった感覚になりますね!

ちなみに、伊勢神宮ではお願い事はせず、感謝のお参りをいたしましょう。

それでは、外宮と内宮を順番に参拝した場合、所要時間はどれくらいかかるのか調べてみましょう。

 

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参拝所要時間はどれくらいかかる?

外宮と内宮はおよそ4~5kmほど離れていますが、参拝所要時間はどれくらいかかるのでしょうか?

 

徒歩の場合、外宮から内宮へは約50分から1時間ほどかかります。時間に余裕のある方や、歩くのに不自由のない方、お散歩が趣味の方には外宮から内宮へ徒歩での移動も楽しめると思います。

ですが、やはり小さなお子様連れや足の不自由な方は1時間歩くのは大変ですよね。その為、多くの方はバスやタクシーでの移動を選択するでしょう。

バスの場合、およそ10分。タクシーの場合は5~10分程で移動が可能です。

どちらも休日などの混雑時には渋滞が発生し、倍以上の時間がかかることもあるのでご注意ください。

外宮から内宮へ向かうバスには5種類のバスがあります↓

 

・三重交通バス「51系統 徴古館前経由」
・三重交通バス「55系統 庁舎前経由」
・CANバス「二見・鳥羽方面行き」
・神都バス「チンチン電車デザインバス」
・電気バス「ピカチュウのデザインのバス」

内宮へ向かうバスは、いずれも片道が470円・小児240円(2023年4月現在)となっており外宮の参道から出た右手方向にあるバス停の2番のりばから出ています。

概ね10~15分おきに発車しているので、待ち時間もそんなに苦にはなりませんね!

降りるのは「内宮前」というバス停です。一つ前の「神宮会館前」で降りて10分ほどお散歩がてら歩くのも楽しいかもしれませんよ。

外宮での参拝時間は「せんぐう館」の見学をのぞけば30~50分。できれば「せんぐう館」にも立ち寄ると、お伊勢参りのことがよくわかるはずです!

内宮では80分ほどみておくと良いと思います。

また、内宮の付近にはおはらい町やおかげ横丁などのお土産やグルメを楽しめる観光名所もあるので、さらに時間を要します。

外宮内宮を両方参拝する場合は、移動時間も含め一日予定を取っておくとじっくりと楽しむことができるでしょう!

続いて、伊勢神宮参拝時の注意点についてみてみましょう。

 

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伊勢神宮参拝時の注意点は?

伊勢神宮には、参拝時に様々な注意点や他の神社と違う点があるのをご存じでしょうか?

一つずつ説明していきたいと思います。

〇伊勢神宮に賽銭箱はない
伊勢神宮では「紙幣禁断」という言葉があり、古くから天皇以外のお供えは禁止されていました。
現在でも、外宮、内宮、両方とも賽銭箱は設置されていません。
御正宮は日々の感謝を伝えるための場なので、お賽銭やお願い事はNGとなっています。
お願い事をしたい時は、「第一の別宮」という所へ行くと良いですよ。
外宮の第一の別宮は「多賀宮」内宮の第一の別宮は「荒祭宮」へ向かい参拝をしてください。

〇伊勢神宮におみくじはない
伊勢神宮に参ること自体が吉日という考えから、また、お参りに来た人すべてが公平であり、参拝は日々の感謝をするためということで、伊勢神宮におみくじはありません
私欲に支配されず、綺麗な心で神様と対面できる素敵な考えですね。

〇神域内での撮影は禁止
伊勢神宮内全てが撮影禁止というわけではありません。
ですが、各御社の鳥居より先、内宮御正宮の階段より先の撮影は禁止されています。
板垣と呼ばれる垣根の内は神聖な場所であること、神前では心静かに参拝できるようにという理由からです。
鳥居より先とのことなので、簡単に言えば「建造物の撮影は禁止」と覚えておくと良いかもしれませんね。
神様でも、勝手に自分の家を撮られるのはきっと嫌ですよね!

また、神域外の撮影OKの場所であっても、

♦ 三脚での長時間の撮影、
♦ ドローンを用いての撮影、
♦ ライブ配信やそれに準じた動画の撮影、
♦ 商用利用の撮影

以上の事柄は禁止されています。

このほか、伊勢神宮が不適切と判断した場合には撮影を断られることがあります。

参拝ルールを守って、神様も参拝客も気持ちよく過ごせると良いですね ♪

 

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伊勢神宮の基本情報

伊勢神宮の外宮、内宮の所在地や、駐車場、アクセス等気になりますよね。

外宮所在地
三重県伊勢市豊川町279

内宮所在地
三重県伊勢市宇治館町1

 

2023年4月現在の駐車場情報をご紹介します。

♦駐車場情報
外宮
・外宮第一駐車場
料金…無料(駐車時間は2時間まで)
駐車台数…50台

・外宮第二駐車場
料金…無料(駐車時間は2時間まで)
駐車台数…210台

・外宮第三駐車場
料金…無料(駐車時間は2時間まで)
駐車台数…60台

・北御門臨時駐車場(混雑時のみ開放)
料金…無料(駐車時間は2時間まで)
駐車台数…120台

※明確な駐車場の営業時間は分かりませんが、参拝開始時間が朝の5時からとなっているので、その頃から駐車は可能です。

内宮
内宮の駐車場はAとBに分けられており、Aは神宮に近く、Bは少し歩きます。

・内宮A1・A2・A4駐車場
料金…1時間まで無料
1時間~2時間 7:00~17:00までの入庫で500円(17:00~翌7:00入庫は400円)
2時間以降 30分ごとに100円加算
※バスは3000円(A2での利用)

駐車台数 257台(A1…49台、A2…155台、A4…53台)

・内宮B1~B6駐車場
料金…1時間まで無料
1時間~2時間 7:00~17:00までの入庫で500円(17:00~翌7:00入庫は400円)
2時間以降 30分ごとに100円加算

駐車台数 B1…254台、B2…98台、B3…73台、B4…98台、B5…625台、B6…386台

 

♦アクセス

電車の場合

〇東京・名古屋方面から
・近鉄名古屋駅→近鉄(1時間20分)→伊勢市駅→バス(5分)→伊勢神宮外宮→バス(10分)→伊勢神宮内宮
・JR名古屋駅→JR線(1時間40分)→宇治山田駅(近鉄)→徒歩(10分)伊勢神宮外宮→バス(10分)→伊勢神宮内宮

〇関西方面から
・京都駅→近鉄(2時間10分)→伊勢市駅→バス(5分)→伊勢神宮外宮→バス(10分)→伊勢神宮内宮
・大阪上本町駅→JR線(1時間50分)→宇治山田駅(近鉄)→徒歩(10分)伊勢神宮外宮→バス(10分)→伊勢神宮内宮

車の場合

〇東京、大阪、名古屋方面から
・伊勢自動車道→東京から5時間20分、大阪から2時間40分、名古屋から1時間40分→伊勢神宮外宮前駐車場→徒歩(1分)→伊勢神宮外宮
※下道の場合名古屋からだと国道23号で約3時間30分

〇伊勢神宮外宮から内宮へ
県道32号線で約10分

 

お伊勢参りには沢山の決まり事や順序などがありますが、気負い過ぎず、日々の感謝を伝える綺麗な心さえあれば大丈夫です!

みなさんのお伊勢参りが、思い出深いものになりますように!

愛犬との伊勢神宮参拝についてはこちらの記事で紹介しています。

 

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