葵祭斎王代とは?歴代斎王代のご令嬢たちの名前や経歴お家柄は?

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京都三大祭りのひとつである葵祭のヒロインといえば「斎王代」です。

2023年はやっと4年ぶりに5月15日の路頭の儀(時代行列)が開催されることになりました!

長い1400年余りの歴史がある葵祭の歴代「斎王代」は軒並みすごい経歴のご令嬢たちが選出されています。直近10年間の歴代斎王代のご令嬢たちの名前や経歴を調べてみました。

今回は「葵祭斎王代とは?歴代斎王代のご令嬢たちの名前や経歴お家柄は?」と題してお送りします。

 

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葵祭の斎王代とは?

 

 

斎王代の「代」とは代理の意味です。つまり斎王の代理!

それでは斎王とは何なのでしょう?

「斎王」とは「いつきのひめみこ」ともいいます。「潔斎して神に仕えること」を「斎」といい、斎王は元々は伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王や女王のことを指しますね。

始まりは810年伊勢神宮の斎王にならい賀茂の社にも斎王を置きました。初代の斎王から約400年賀茂の斎王は続いたのですが承久の乱で一旦途絶えてしまったのです!ちなみに後鳥羽上皇が上皇中心の政治を取り戻すべく、鎌倉幕府を討ち滅ぼそうとして起こした戦いが承久の乱です。

その後、近年まで斎王は復活することはありませんでした。

戦後の昭和28年に華やかな行列にして祭を盛り上げるために女人列を加えその中心となったのが斎王代!

斎王代は歴代、京都にゆかりのある民間の未婚の女性が選出され現在に引き継がれてきました。公募するのではなく、斎王代は葵祭行列保存会が、お稚児さんは長刀鉾保存会が選びます。

コロナの影響で葵祭の行列も中止が続いていましたが、4年ぶりに斎王代の選出も行われるようですがどんな方に決まるのでしょうか?

 

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葵祭の歴代の斎王代の名前や経歴お家柄は?

今回は2012年(平成24年)第57代斎王代・亀井敦子さんから2023年(令和5年)第65代斎王代・松井陽菜さんまでの名前や経歴を紹介します。

すごい家柄、経歴の人達ばかりですよ! ※敬称略

関連記事はコチラ⇒⇒⇒葵祭の斎王代の費用はいくら?決め方は?歴代の家柄は?

2012年(平成24年)第57代斎王代・亀井敦子

出典:https://p.kyoto-np.jp/kp/koto/aoi/

亀井敦子(かめい あつこ)

  • 創業から約430年の和装小売「ゑり善」(本店・下京区)の社長亀井邦彦さんの長女
  • 京都女子大学卒業
  • 自動車販売会社に就職、営業担当

2013年(平成25年)第58代斎王代・長瀬摩衣子

出典:https://p.kyoto-np.jp/kp/koto/aoi/

長瀬摩衣子(ながせ まいこ)

  • プラスチック製造販売「キョーラク」の長瀬孝充社長の長女
  • 京都平安ホテル(上京区)の敷地内に祖父舜造さんの元住居があった。日本庭園は当時のまま残っている
  • 趣味:料理
  • 特技:ゴルフ、テニス、フルート

2014年(平成26年)第59代斎王代・太田梨紗子

太田梨紗子(おおた りさこ)

  • 京菓子製造会社「老松」の4代目当主、太田達さんの長女
  • 神戸大学在学中
  • 神戸大学で美術史を学んでいる
  • 神戸大学で演劇研究会に所属している
  • 兄は祇園祭で長刀鉾の稚児に選ばれています
  • 趣味:歴史学、美術鑑賞

 

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2015年(平成27年)第60代斎王代・白井優佐

白井優佐(しらい ゆうさ)

  • 電子部品製造会社「シライ電子工業」(右京区)の会長白井総(おさむ)さんの長女
  • ノートルダム女学院高卒業
  • 日本大学卒業
  • 人材派遣会社に勤務、営業を担当
  • 航空会社スカイマークに転職し客室乗務員として勤務
  • 特技:料理でおせちは手作りで全て作れる
  • 趣味:クラリネット

2016年(平成28年)第61代斎王代・西村和香

西村和香(にしむら わか)

  • 江戸時代前期から続く京漆器の老舗「象彦」社長の父毅(つよし)さんの長女
  • 母親の和美さんも1980年第25代斎王代で親子の斎王代は5組目
  • 母親の美和さんの妹2人も1984年第29代斎王代、1990年第35代斎王代に選出されている
  • 京都ノートルダム女子大を卒業
  • 学芸員資格を持っている
  • 「象彦」の広報担当として勤務
  • 趣味:美術館巡り

 

2017年(平成29年)第62代斎王代・富田紗代

富田紗代(とみた さよ)

  • 不動産賃貸会社「冨士興業」(中京区)専務の富田謙一郎さんの三女
  • 同志社女子中・高校:ソフトボール部、ポジションはピッチャー
  • 斎王代当時同志社女子大学政策学部
  • 趣味:映画鑑賞、カメラ撮影
  • 特技:タップダンス

 

2018年(平成30年)第63代斎王代・坂下志保

坂下志保(さかした しほ)

  • 外資系投資会社社長の坂下隆一さんの長女
  • 2009年に采女(うねめ)として葵祭に参列していた
  • 母親は本家八ッ橋西尾(左京区)専務で1988年に斎王代となっている
  • 親子での斎王代は6組目
  • 2018年3月同志社大学卒業
  • 2018年4月から空調機器メーカー勤務
  • 趣味:京舞、フラワーアレンジメント、しの笛

 

2019年(令和元年)第64代斎王代・負野李花

負野李花(おうの りか)

  • 香製造販売「負野薫玉堂」(下京区)経営、負野和夫さん(57)の次女
  • 同志社高ではラクロス部で主将:全国大会優勝、最優秀選手賞
  • 同志社高時代にドイツ語を学習
  • 2018年同志社大学卒業:大学時代ドイツ留学(1年間)
  • 大学卒業後、村田製作所勤務
  • 趣味:茶道

2020年~2022年は中止されました。

 

2023年(令和5年)第65代斎王代・松井陽菜

4年ぶりとなった第65代斎王代に京都市中京区出身の会社員、松井陽菜(まついはるな)さん(29歳)が選ばれました。

松井陽菜さんは、京都府医師会の松井道宣会長の次女です。中学2年まで京都で過ごし、イギリスに留学し、ロンドン大学卒、慶応義塾大大学院修了して、東京の投資会社に勤めています。特技は日本舞踊だそうです。

 

 

歴代の斎王代の方々は皆さん揃って、学歴や趣味がさすがですね♪

歴代の名前や経歴 まとめ

京都三大祭の一つ、葵祭の5月15日に行われる「路頭の儀」(行列巡行)のヒロインが斎王代です。

斎王とは伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王や女王のことです。コロナの影響で行列巡行は3年連続中止されていましたが2023年は4年ぶりに開催されます。

葵祭の長い歴史の中で3年間も中止に追いやったCOVID-19は大変な事態を引き起こしたといえますね。

歴代の斎王代は軒並みすごい経歴のご令嬢たち、つまり京都にゆかりのある名家出身のお嬢様が選出されていました。

斎王代の準備費用は全て選出された側が用意するため名家のお嬢様が選ばれるようです。詳しくはこちらでまとめていますのでご覧ください。

 

葵祭の斎王代の費用はいくら?決め方は?歴代の家柄は?

 

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