東京オリンピック2020が7月23日からいよいよ開催されます。
メダルが期待される種目のひとつは競泳ですよね!
男子400m個人メドレーでは瀬戸大也選手に続いて井狩裕貴選手(イトマン近大)が4分11秒88で派遣標準記録を突破し、五輪代表に内定しました!
五輪代表に内定した井狩裕貴選手の出身中学、高校、大学はどこだったのでしょう?
学生時代の記録も気になります。また井狩選手の父親はすでに他界しているとの情報もあります。
今回は五輪代表に内定した井狩裕貴選手の出身中学、高校、大学と記録や父親について紹介します。
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目次
井狩裕貴選手の中学高校大学はどこ?
井狩裕貴選手の出身中学校はどこ?
井狩裕貴選手の出身中学校は岡山県立岡山大安寺中等教育学校です。
岡山県立岡山大安寺中等教育学校は
より系統だった学習を行うため、中学校課程3年間と高等学校課程3年間を分断することなく、6年間を見通した教育活動を行います。
引用元:岡山県立岡山大安寺中等教育学校
という学校で県立では珍しいいわゆる中高一貫校です。
岡山県立岡山大安寺中等教育学校の偏差値は61です。
偏差値61というのはかなり優秀な学校ですよね。井狩裕貴選手ももちろん優秀な成績を収めていたことでしょう!
井狩裕貴選手の出身高校はどこ?
井狩裕貴選手は中学校課程終了後、高等学校課程には進まず水泳の名門高校である大阪府東大阪市にある近畿大学付属高校で水泳に賭けるため自ら親元を離れたそうです。
近畿大学付属高校卒業の水泳選手には、
- 入江陵介:ロンドン五輪200m背泳ぎ銀メダリスト、100m背泳ぎ銅メダリスト、400mメドレーリレー銀メダリスト
- 寺川綾:ロンドン五輪100m背泳ぎ銅メダリスト、400mメドレーリレー銅メダリスト
- 外舘祥:五輪代表選手(ロンドン)
- 山口美咲:五輪代表選手(リオデジャネイロ、北京)
- 井本直歩子:五輪代表選手(アトランタ)
- 奥村幸大:アテネ五輪男子400mメドレーリレー銅メダリスト
- 高野綾:五輪代表選手(ロンドン)
- 千葉すず:五輪代表選手(アトランタ)
などそうそうたるオリンピアメンバーがいました。
頭が切れて中高一貫校なのにあえて親元を離れて大阪の近畿大学付属高校に入学したのは間違いなく水泳のためですね。
井狩選手は中学卒業時にはすでにオリンピックを目指していたのでしょうね!
高校在学中は2018年のインターハイでライバルが多い中、200m個人メドレーと400m個人メドレーの2種目で2位というすばらしい成績を残しています。
井狩裕貴選手の出身大学はどこ?
井狩裕貴選手の大学はもちろん大阪府東大阪市の近畿大学です。
井狩裕貴選手は岡山県立の超優秀中高一貫校の別れを告げ、水泳に賭けるため近畿大学付属高校へとやってきたのですからもちろん近畿大学に進学しました。
高校時代の記録はジュニアレベルでしたが大学に入った2019年、井狩裕貴選手の記録は飛躍を遂げています。
日本選手権の400m個人メドレーで4分13秒54をたたき出し瀬戸大也選手に次ぐ堂々2位に入りました。
4分13秒54は自己ベストを大幅に縮める記録でその年のイタリア・ナポリで開催されるユニバーシアード大会への出場権をも獲得したのです。
この時ユニバーシアード大会は初代表でした。井狩裕貴選手は初代表のプレッシャーにもつぶされることなく自己ベストを1秒以上上回る好記録(4分12秒54)で国際大会初優勝を飾りました。
オメデトー\(^_^)/
#ナポリユニバーシアード大会 第8日(10日)、#競泳 は男子400m個人メドレーで井狩裕貴選手が金メダル、ほか男女3種目でメダル獲得。 #陸上 は女子やり投で北口榛花選手が銀、 #卓球 は男女ダブルスで銅メダル3つを獲得しました。https://t.co/DzO2J8MYRx #がんばれニッポン #Napoli2019 #Universiade pic.twitter.com/Q97ZYI1WAs
— 日本オリンピック委員会(JOC) (@Japan_Olympic) July 11, 2019
記録的にはこの年に行われたFINA世界選手権でも4位に入る記録なので井狩裕貴選手は世界と戦える実力をつけてきたことが証明されたのです。
大学に入り井狩裕貴選手は2018年の記録より3秒以上縮める大・大飛躍をしたのですね!
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井狩裕貴選手:亡父がオリンピック切符に導く!
井狩裕貴選手の父親は2015年3月、井狩裕貴選手が中学3年生になる前に亡くなっています。
若干46歳だったようです。
父親はいつも水泳の記録をつけて応援してくれていたそうで、父親が亡くなったあとの試合で井狩裕貴選手は、
心がきつくて。振るわなかった。でもそこからずっと父親がついていてくれる気がする。中3の全国大会で4位に入った時も、最後の後押しをしてくれる感覚があった
引用元:日刊スポーツ
お父さんが心の支えとなって井狩裕貴選手の強い味方になってくれていたのでしょうね。
井狩裕貴選手が小学校の頃に、「小さい体だから不利だ」と嘆いているのを聞いた父親から「ジャイアント馬場が水泳が速いのか」と諭されたそうですよ。
井狩選手、お父さんを亡くしたにもかかわらず五輪代表にまで成長するとは頑張りましたね ♪
今でも井狩裕貴選手は、
父は、ついてくれている
引用元:日刊スポーツ
とどんな試合の時でも心の中で思っているそうです。
父親の目に見えない応援もあって今回のオリンピック代表の座を射止めることができたのでしょう!
丸刈り井狩裕貴初五輪「ついてくれてる」亡父が力に#井狩裕貴 #競泳日本選手権 #Tokyo2020 https://t.co/hlwIEPNs5N
— 日刊スポーツ (@nikkansports) April 3, 2021
【速報】東京五輪代表内定!
本日行われた競泳の日本選手権。
男子400m個人メドレーで派遣標準記録を突破して2位となった、水上競技部の井狩裕貴選手が、東京オリンピック代表に内定しました! pic.twitter.com/ROWnfoy3jw— 近畿大学 (@kinkidaigakuPR) April 3, 2021
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井狩裕貴選手の記録は?
井狩裕貴選手の中学生からの記録についてみてみましょう!
- 中学校時代
大会名 | 順位 | タイム | 種目・部門 | 月日 |
全国中学校大会 | 7位 | 2:09.74 | 200m個人メドレー | 2015年8月 |
〃 | 4位 | 4:29.07 | 400m個人メドレー | 〃 |
- 高校時代
大会名 | 順位 | タイム | 種目・部門 | 月日 |
日本選手権大会 | 6位 | 4:17.10 | 400m個人メドレー | 2018年4月 |
全国高校総体 | 6位 | 4:23.43 | 400m個人メドレー | 2016年8月 |
全国高校総体 | 4位 | 2:03.49 | 200m個人メドレー | 2017年8月 |
〃 | 2位 | 4:19.48 | 400m個人メドレー | 〃 |
全国高校総体 | 2位 | 2:01.38 | 200m個人メドレー | 2018年8月 |
〃 | 2位 | 4:16.04 | 400m個人メドレー | 〃 |
国民体育大会 | 2位 | 2:04.20 | 200m個人メドレー/少年B | 2016年9月 |
国民体育大会 | 5位 | 4:24.95 | 400m個人メドレー/少年A | 2017年9月 |
国民体育大会 | 優勝 | 4:16.86 | 400m個人メドレー/少年A | 2018年9月 |
- 大学時代
大会名 | 順位 | タイム | 種目・部門 | 月日 |
日本選手権大会 | 5位 | 2:00.21 | 200m個人メドレー | 2019年4月 |
〃 | 2位 | 4:13.54 | 400m個人メドレー | 〃 |
日本選手権大会 | 2位 | 4:11.88 | 400m個人メドレー | 2021年4月 |
ユニバーシアード | 優勝 | 4:12.54 | 400m個人メドレー | 2019年7月 |
日本学生選手権 | 優勝 | 1:59.27 | 200m個人メドレー | 2019年9月 |
〃 | 優勝 | 4:13.83 | 400m個人メドレー | 〃 |
日本学生選手権 | 4位 | 1:59.61 | 200m個人メドレー | 2020年10月 |
〃 | 3位 | 4:14.29 | 400m個人メドレー | 〃 |
国民体育大会 | 4位 | 2:00.18 | 200m個人メドレー/成年 | 2019年9月 |
これまでの井狩裕貴選手の自己ベストは2019年7月にイタリアでのユニバーシアード大会で金メダルを獲得した時のタイム4分12秒54でした。
もともとは東京五輪2020は瀬戸選手や荻野選手がいるから厳しいかなと思っていたそうです。
でも400メートル個人メドレーという強豪ライバルの中で諦めず頑張ってきた粘り強さが東京五輪内定にまでこぎつけることができたのでしょう。あっぱれですね(^^)/
井狩裕貴選手は自身を「個人メドレーの4泳法の中で苦手がないところが長所」と語っています。
また五輪が延期になったことで、自由形の強化をしっかりできたこともプラスになったと。
これまでの水のかきかたを修正し今は、フィニッシュまでしっかりとかき、ひとかきに伸びが出たそう。東京五輪が1年延期になったことが自由形のブラッシュアッブにつながりましたね!
そして今年の日本選手権で4分11秒88を記録し、五輪代表に内定しました!
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井狩裕貴選手の中学高校大学は?亡父がオリンピック切符に導く!まとめ
東京オリンピック2020の男子400m個人メドレー出場に内定した井狩裕貴選手の中学校は岡山県立岡山大安寺中等教育学校、出身高校は近畿大学付属高校、大学はもちろん近畿大学でした。
井狩裕貴選手の父親は2015年3月、井狩裕貴選手が中学3年生になる前に亡くなられていました。
高校から親元を離れ水泳に打ち込みみごと東京オリンピック2020の代表内定を獲得しました。
おめでとうございます!井狩裕貴選手の母親も亡き父親も喜んでおられることでしょう!
東京オリンピックでは瀬戸大也選手と共に表彰台に上ってほしいですね。応援しています。
東京オリンピックパラリンピック2020の内定選手一覧は⇒⇒こちらからどうぞ